パネルディスカッション 【パネラー】 中川大さん(京都大学工学研究科助教授) 島正範さん(路面電車と都市の未来を考える会・高岡) 玉井次彦さん(関市ライオンズクラブ 2006〜2007年度会長、大和工務店 代表取締役) 須田道康さん(小金田中 2006年度PTA会長・関市連合PTA副会長) 【コーディネーター】 浅野欽一郎 ■会場旗揚げアンケート 「美濃町線の再生は手遅れであると思っている方」 →すでに手遅れと思っている方がが半数強 すでに手遅れ58対まだ大丈夫42(コーディネーター私見) ■自己紹介(電車に対する意見、旗揚げアンケートを見ての感想含めて) 玉井:電車の再生については反対だと考えている。 旗揚げアンケートの結果については、もっと手遅れと思う人が多いと思っていたので意外であった。 須田:子どもの頃から沿線に住み、電車のよさは感じている。 必要だと思っているが、心の中では本当に存続できるのかという懐疑的な部分もある。 旗揚げアンケートについては、私と同様、あってほしいと思っているが、それが本当にできるのかという面で迷ってみえるのではないか。 ■万葉線の活動の経験をからみた関の取組みへのアドバイス 島:高岡、高岡が参考にした岡山でもそうだったが、路面電車の復活だけに終始しなかったところが良かった。 自分達の町をどうするのかというまちづくりの部分で公共交通をどうするのかという視点で議論していただければ。 ■金銭的な問題について 玉井:一番がお金の問題。先日、富山へ行きライトレールに乗ってきたが、非常に快適であった。 しかし富山は県庁所在地であり、関市とは状況が違う。再生した結果、借金が膨らみ、市民の負担へ帰ってくるのではないかと心配している。 中川:収支を黒字にしていきながらやっていくことは非常に難しい。そういった視点よりも、地域で支える価値があるのかという視点で議論したほうがよいと考える。 また、万葉線でも、以前は大手鉄道会社が運行しており、どうしても非効率になる面があった。和歌山の例をみてみても、小規模になることで、非常に効率的にできることになる。 島:万葉線の場合は、民間がやっているときは160円から450円であった。第3セクターになってからは150円から350円と100円ほど値下げをした。100円が年間100万人つかっているということは1億円になる。 ということは、高岡市、旧新湊市の市民は1億円減税をしてもらえたと考えることができる。 それに対して運行補助が6千万円。以前は、ただ赤字補填で7千万円はらっていた。 ■岐阜市との連携について。 玉井:県庁所在地の岐阜市が金銭的にも中心になっていかなければ、難しいのではないか。 関市から岐阜市へ通勤通学に使っている人が多いため、岐阜市が中心になるべきである。 島:同様の議論が万葉線でもおきた。高岡は県庁所在地ではなく、17万人。新湊市は4万人。 高岡の人たちは、「万葉線なんて新湊市のため。」 新湊市の人は「万葉線にのって、私達はお金を落としている。あれは高岡市のものや」といったそれぞれの立場での議論だった。 最終的には、鉄道によってつながり、人が動き、お金が動くということで、お互いにお金を出し合って運行されている。 先ほど中川先生の講演の中で、美濃町線の輸送密度についての話もあったが、万葉線よりもかなり良い数字であった。 須田:みなさん岐阜中心に考えられているが、関中心に考えてほしい。これから先、公共交通は絶対に必要になってくる。 今ある資産をどのように活用するかを考えるべき。 … 続きを読む →